tor676’s blog

やってみなはれ。マラソン、山岳、軽トラ、スクーター、DIY 、罠猟、魚獲り

TJAR2016 魚津~北ア~中央ア~南ア~静岡(完走メモ)

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(トランス2016手ぬぐい)

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(TJAR公式ページ?から)

 

■8月7日 DAY1 ---------------------

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(TJAR公式ページより、わたしは右端に隠れてる、、)

 

>早月川河口 スタート 0:00   (天候晴れ蒸し暑い)

先頭でもなく後方でもない位置からスタート。大勢の応援者とライトで進む方向もよくわからないまま足を動かす。まもなく階段を左に下りて右岸ルートに入る。みんなこっちに入ると思いきや、先頭集団はそのまま直進(ということは、左岸ルート?ひょっとして間瀬ライン以上の新ルートが開拓されたのかな。。)と思って見守る。

 

水族館の横を抜けて、6月に下見をした通りに右岸ルートをさかのぼる。周囲には、葉っぱちゃんが「ホッケさんも、こっちの間瀬ラインですよね」「そうだよ、こっちでいいと思うよ」とやりとりをして進む。周囲には、イワサキさん、シンドーさんなどがいる模様、ちょっと前にはくっちーも。そのうち後方からモッチーが現れ、声かけようと思ったらあっという間に抜かれて暗闇に消えた。

 

野球グランドの脇を通りちょびっと右折、サケふ化施設の左脇の砂利道を抜ける。高速道路をくぐったら古い橋を渡って左岸へ。そしてここからは、堤防道路の砂利道を走る。蒸し暑く、序盤から汗ダラダラ。堤防道路で確認すると、くっちーは別ルートに消え、シンドーさん、イシダくん、イワサキさん、私の4人で進んでいる。イワサキさんが、何度も試走しているようなので大船に乗ったつもりで。

 

堤防道路の終点についたら右に曲がり、用水路沿いの舗装道路へ。先にも後にも選手は見えない。1~2kmで県道に合流、最初の自販機だが、ここはパス。県道ではところどころに応援者、TVクルー、自転車で並走している応援の方など。広島のI江さんが、ミニベロ?ロードバイクで「トップは五分前に通過」など前後のようすなどを教えてくれて助かった。

 

ようやく周囲を見渡す余裕が出てきて、あらためて劔岳方面を見ると、大きな山容とその上には満天の星空。このロードで、2回ほど流れ星を見た。きっと今日は良い天気に恵まれそう。それにしても序盤から滝汗で余裕なし、シューズは滴り落ちた汗でグチュグチュ音をたてはじめた(ひょっとしてこのシューズは汗抜け悪い?)

 

15~20km中間点あたりで自販機。ここで3人、石田、新藤、私でジュース休憩。いつの間にか岩埼さんを振り切ってしまっていた。さらに素早く補給してリスタートしたら、新藤さんと私が先行する形に。その先で待ち構えてくれた自転車応援のI江さんによると、5~10分ほど先に望月さん、コンノさんがいて、我々はその次なのだそうだ。つまり3番手グループ。「おっさん、最初くらい目立たないとあかんわ」とは関西のシンドウさんらしい発言。しかし、そのシンドウさんは「1ケ月ほど前に両ひざが痛くて全然練習でけへんかった」とのこと。みんな、どこかに不安要素を抱えながら走っている。とはいえ、新藤さん、ロードが滅法強くて、上りになってもスピードが落ちない。馬場島まで3kmの看板のあたりで先行して行ってしまった。

 

>CP1 馬場島 3:00 (天候 晴れ蒸し暑い)

キャンプ場附属の炊事場がCPだったような気がするが、今回はまっ暗で誰もいない。私が近づくと先行する2名が炊事場を出て行った(誰だったのかな?)。そんな中で、ひとまず給水。水をがぶ飲みして、1Lプラティパス、500mlのサロモンフラスク&さっき購入したペットボトルに水を補給。慌てることはなかったのだけど、後ろから来たトレラン風カップルと話しをしているうちに見事サロモンフラスクを置き忘れたw

 

そんなことにも気づかず、そのままキャンプ場らしき場所を抜けて舗装道路に復帰。まもなく登山口入口に。応援者がたくさんいて、がんばれーとの声をいただく。NHKからも「速いですね~調子よさそうですね」と声をかけられていい気になって、その勢いで登山道に入る。撮影隊の気配がなくなったので、おもむろにストックを取り出して登りりはじめる。10分ほど登ったのち水を飲もうと思ってフラスクがないことに気がついた。戻るのもタイムロスだし、何より恰好も悪い、あきらめよう。レース序盤の失敗で、急激にテンション下降。のぼりの脚の動きもいまいち。人間はメンタルに支配される生き物である、つくづくそう思う、、そのうち、後方から来たイシダくんにサクッと抜かれる。

 

それでも、マイペースを心がけて登っていたら、先行するシンドウさんに追いついた。ひょっとして山は苦手?とか勝手に思う。だけど、いったんは、サクッと抜いたのに、その後、後ろを見るとピタッとついてくる。そのうち再度抜かれてしまった。明るくなりつつある中、犬連れの下山者(犬は入山いいのか?)、何人かの登山者とすれ違いつつ標高を稼ぐ。失速気味ではあるがなんとか早月小屋へ。

 

>早月小屋(2,224m)5:25 着 ~ 5:35発

小屋ではTJAR予選会で一緒になったイナサキさん親子の応援、サトウミツコ先生のグループが応援に入ってくれていた。先行のシンドーさんが休憩中。前回2012はスルーした小屋であるがコカコーラ500ml(500円)を補給。そのうちワタベ選手も追いついてきた(彼はロードで消耗したとかで早速のカップ麺休憩)。クチミ選手にも補給の間に抜かれていた模様。船橋選手もきたー。どんどん後続が来るので焦りつつだが、Twitter送信「馬場島の水場にサロモン青フラスクを忘れてショック」。だれかが拾ってキープしてくれますように念じて(←実行委員が回収してくれて後日無事に戻ってきました、御礼)。ここからメット装着区間で再スタート。劔の登りでストックを収納。山頂を目指す。が、休憩後も大してスピードは上がらず、間もなくフナバシ選手、ワタベ選手に抜かれる。なんとか山頂に到着。

 

劔岳(2,999m)7:05

 前回2012年よりは30分ほど早い到着かと思われる。結構たくさんの登山者がいた。フナバシ選手を追って立山方面の下山路へ。このあたりまだワタベ選手が見えていたが、登山者とのすれ違いを繰り返しているうちにそのうち離されてしまった。好天で登山者はすでに多く、カニの横ばいあたりはやや渋滞。フナバシ選手はさすが実行委員だけあって模範的な登山マナーで、譲られても登り優先、先行登山者にはプレッシャーを与えることなく、ほんと忍耐強く進む。

 

ここで気になってきたのはザックと背中の擦れ。試走のときは問題にならなかったのだけど、選手モニター商品TNFのTP25、背面のウエストベルト収納部がでっぱっていて※それが背中に干渉することに気づく。長いレースでのトラブルは早いうちに対処するべし。前劔あたりでひとまずザックを下して、就寝用のウレタン?マット(小)を取り出し、それをザックと背中の間にはさんでザックを背負った。なんとか痛みは解消、ときどきマットのずり下がりを修正するのが面倒だけど。

 

※FP25はウエストベルトが取り外し式になっている。ただの簡易ウェストハーネス(幅広テープ的な)と交換できるように。しかし、しっかりしたウエストベルト(収納ポケット付き)を背面を通して装着すると、背中部にどうしても凸凹が出来てしまう。パッキング容量が増えると凸が強調されるのだった(後日追記:標準で装備されている背面薄パッドを(抜かずに)装着していれば凸凹はほとんど気にならなくなるようだ、私は軽量化のために抜いてしまっていた、、)

  

>剣山荘 8:15

小屋に入ると先行するワタベ君が菓子パンをうまそうに頬張っていた。前回はここでカレー休憩をしたが今回は水だけ補給させていただく。フナバシ選手はトイレ&水補給、ジュースも買っていたかな?。しばし休憩の後に再出発すると、どこかで休憩していたらしいシンドウ選手も合流。ここからのルートはおもに二択、「別山乗越の剣御前小屋を経由するルート(前回はこちらを採用)」or 「剣沢キャンプ場を経て別山にあがるルート」。さて、どちらへ行こうかと三人で思案していると後続のマツウラ選手も合流、総意?により後者のルートをとることに。新藤、船橋、松浦の各選手とパックで進む。

 

剣沢キャンプ場でじゃんじゃん出ている水を素早く補給。この斜面で振り返ると雄大劔岳。劔を背後にフナチさんが写メを撮ってくれる。剣沢小屋のところでは、分岐があってどちらかな?と迷っていると、ちょうど小屋の若い方(モントレイルのトレランシューズを履いていた)がこれから立山方面に行くとのこと。「左も行けるけど旧道で、こっちの右ルートが良いですよ」と道を教えてもらってしばし一緒に進む。「へえ、トランスの選手なんですね、感激ー!」とかおっしゃってくれたような。若い方、さすが空荷でもありサクサク先に行ってしまった。

 

苦しい急登が続いたのち、主稜線に出てからはトラバースルートを進む。このあたり自分の登坂力の弱さを痛感、早月尾根から気が付いてはいたが、なんだかお尻の筋肉がムズムズする感じで力が入らないのである。4人のなかでは3番手マツウラ君の後塵を拝する。ところで以前は線が細い選手だなーと思っていたマツウラ君の脚がずいぶん太くたくましいことにいまさら感心してみる。それでも彼「脚が終わって限界です(最初のロードで出し切って、ミスルートでやっちゃった)」との弱気の弁。トラバースルートでは幾組かの応援トレランランナーとすれ違いつつ、4人で「このルートでいいよね」と話しをしながら。

 

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(ランディーキムラさん撮影、立山大汝あたり?) 

 

>大汝山に到着するころ

故郷三島市の山岳会(五十雀の会)のヨシザワさんたちがサプライズ応援。2年ほど前に故郷の三島で講演会なるものを開催していただきお世話になりました。それにしても、びっくりしたなー。山岳会の約20名と握手しながら通過。大汝山のピークを往復。シンドーさんは大汝山休憩所にてカレーを注文したあとにピーク往復、時間を無駄にしない作戦とのこと(しかも食事した人はトイレ無料とか、さすがだ)。雄山~一ノ越までは大勢の一般登山客でなかなかスピードが上がらず。落石を起こしやすいガレ場でもあり、ここはフナチとスピードを殺して忍耐強くゆっくり下る。

 

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 (一の越山荘にて、アメミヤくんのカメラで撮影。左から松浦君、アメミヤくん、私、フナチ、サコーくん)

 

>一ノ越山荘 11:00到着

フナチ曰く「ここはアイスがあるんです、お楽しみ♪」だったはずが売り切れにて、ジュースCCレモン&どん兵衛(400&500円)を補給。その直後、アマミヤ、サコー君も相次いで到着。そういえば剣沢キャンプ場から見えていた後続は彼らだったのだ。正直なところ、あっけなく後続に追いつかれたショックがなくもないけど、アマミヤくんのカメラで記念撮影、ニッコリピース。そのうちシンドウさんも到着。一ノ越では、ランディキムラさん他、熱烈応援の皆様。ショウゴさんの応援でトレラン女王オオイシユミコさん(以前、朝霧山岳研修でご一緒させていただきました)など静岡のアラジン?グループ、大勢に応援されつつ先着3名で再スタート。

 

少し進むと大きな岩の上から「ザックとシューズはどうですか?」の声。「ゴールドウィンのタグチです!」、「シューズはOKだけど、ザックは背中に当たる場所があってNG・・・まあ、がんばります」とやり取りして、次なる目標「五色ケ原」を目指す。日差しがとても強くノースリーブを少し後悔、稜線の東側ではとくに空気がよどんでメチャメチャ暑く感じた。

 

ザラ峠まではほんとうにザラザラで嫌になっちゃう。12:45ザラ峠。五色ケ原ではカメラマンのゴトーさんが待っていてくれた。写真撮影いただき、登山道わきの給水塔から落ちる水を補給して再スタート。追いついてきたシンドウさんはジュース、パン、フルーツ缶など爆買いの模様(←本人は「爆買い」を否定)。シンドウさん曰く「2012キムラさんのペースと同じくらい、順調、順調」とのこと。

 

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>五色が原山荘(↑Gotoさん撮影、後ろはたぶんマツウラくん)

直後の木道を歩く4人のショット(PEAKS掲載)は戦士の行軍というより夏山ヤマケイJOY♪の様相。それでもルンルンは最初だけで、越中沢岳~スゴノ頭~スゴ乗越小屋までは長かった。シンドウさんがトップを引いて、フナチ、マツウラ君、私の順番。ザックも合わないし、シューズのグリップいまいちでズルズル滑るし、登りの脚は弱弱しいし、気を抜くと集団からちぎられそうな苦しい区間

 

>スゴ乗越小屋 16:05着  ~16:35発

この通過時間だと次の薬師小屋では食事不能ということで腹ごしらえ。シーフードヌードル(500円)。まもなくサコー&アマミヤ組も到着。サコウくんはなんとカップ麺2個食い!小屋にはたくさんの物見遊山的ギャラリーがいてトランスジャパンについて「選手は何人?、選考会もあるのか?、参加料は?、、」と質問の雨あられアマミヤくんがよく対応してくれた。間もなくシンドウさんが「ほな、先行きますわ」とあっさり先行(←どうもうるさいのが苦手だった模様)、フナチ(トイレ済)と私もあわてて準備。そろそろ夜間行動の心配をしなくてはいけない、ヘッドライトをすぐ出せるようにして再スタート。

 

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(薬師を目指す稜線にて。夕日のなか二重稜線からアメミヤくんが撮影してくれた)

 

本日のラスボス「薬師岳」までは、ここからコースタイム4時間の標高700mアップ、前回2012年はこの区間で大西さん&奥野さんに追いつかれたんだよなー、苦手な登り区間が続く。フナチ、マツウラ君と先行したはずが、間もなくアマミヤ君、サコウ君も合流して5人パックでおしゃべりしながら進む夕暮れの稜線。間山(2585m)、北薬師岳(2900m)と偽ピークに騙されつつ。シンドウさんは遠く先に見えたり見えなくなったり。なんとなくペースは抑えめなので、このあたりで合わないザックの問題に対処してみる。

 

ノースFP25、、市野瀬に着いたら2012年に使用したInov-8(RaceElite 25)に交換しよう、そうしよう!と決めた。しかし問題はデポ品にそれを仕込んでいないこと。とりあえず、twitterにて「誰か長野から市野瀬に来る方はおりませんか?ザックをもってきて欲しいのです」の発信。市野瀬向けの荷物発送を頼んだAb次長にも電話で確認、、しかし、このレース中に複雑な手配をできるワケがなく、結局、仕事の隙間を縫ってヨメハンが市野瀬まで運搬してくれた。

 

ま、そんな電話連絡などに追われるうちに5人の最後尾で薬師に登頂、19:06!すっかり薄暗くなったところNHKドローンで撮影してもらう(が、BS特番映像は先行のシンドウさんのベストショットが使用された、←エンディングロールのところ要チェックです)。

 

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(このショットの5人目最後尾が私です↑)

すっかり暗くなったのでルートを外さないように5人パックで下る。最初は微妙にルートを外しそうな稜線、それからはまずまずはっきりした九十九折の下山路。薬師岳山荘では何人かの応援をいただく。遠くに本日の目的地のキャンプ場、その先の太郎平小屋の灯りが見える。

 

>薬師峠キャンプ地には20:20到着。前回よりは1時間ほど早く到着したか、、前回はほぼ満員のテン場でシェルターを張る場所を探すのに苦労したのだが今回はあちこちに空きスペースが確認できた。まずは水場で補給をして5人がそれぞれ散らばってシェルター設置。就寝は21時ごろだっただろうか。ダウンを着て暖かくして静かな場所でよく眠ることができた。4時間睡眠。午前1時ごろ目を覚ましてテントの外をのぞくと雨宮くんたちかな?何人かが出発するところだった。

 

■8月8日 DAY2 午前1:40スタート --------------

>CP6 太郎平小屋 2:00

暗い太郎平トイレの屋根下でもぞもぞ準備してたら船橋選手が通過したので、渡りに船とばかりすかさず合流。ちょっとルートに不安もあったので(前回北ノ俣岳のあたりでロストしそうになった記憶、、)。その後、後ろから若手ゼッケン2番の吉藤選手も合流してヘッドランプ3人で進む。吉藤選手にも追いつかれ、自分の順位はいったいどのくらいだろ?上位を目指すつもりであるがライバルめちゃ多しである。

 

>CP7 黒部五郎小舎 5:05 

明るくなって登山者とときどきすれ違いながら黒部五郎へ。小屋に到着したらアマミヤくん、サコウくん、それにオオハラくんが出発準備中だった。あれま、昨日は見なかったオオハラくんも、しっかり進んでいる(ちなみにオオハラ君はツエルトも建てずにごろ寝ビバークしたそうな、寒さにめっぽう強いらしい)。雨宮君は水場で上着を洗濯していたw こちらは小屋に入って親子丼1000円をオーダー、3人で美味しく補給(他に一般の方もひとり相席しましたが)。さて、トイレも済ませて再スタートしようとすると吉藤選手が行方不明、どこいった? 心配しつつ船橋選手と進む。

 

>CP8 双六小屋 8:20

CPでは、先行する雨宮&佐幸&大原選手と合流。彼らは何か補給するようだが、稜線を抜ける良い風が吹いていたのでシェルターを束の間乾かし8:30に素早く再出発。


>千丈乗越10:30

ここまで船橋選手(フナチ)と進んできたが急坂区間でついて行けず。置いて行かれる。マイペース単独で槍の肩へ。

 

CP9 槍ヶ岳山荘 11:00

医師の佐藤修二さんに声かけてもらい、やまちゃんのWACOTAさんほかたくさんの応援。カレー1000円&ペプシ300円休憩、フナチ、サコウクン、アメミヤくんとかと一緒に食事。11:30、看護師さんなどに応援されて気分よく再スタート。

 

鎗沢の下りでは先行する松浦選手に追いつき(途中まで走ってはいけない区間なので)早歩きで下る。応援登山中の大塚さんに会って写真を撮影していただく。また、応援縦走中の樋口さんと合流。しかし、このあたり急ぐあまり下りの足運びに丁寧さを欠き足先を痛める。下って行ったら梓川本流あたりで水浴びアイシングしているシンドーさんをパス。

 

>横尾でポカリ300円、休憩&ガーニーグー。

徳澤あたりでアイシングするというアマッチをパス。スタッフの越田さんにも会う、馬場島に置き忘れたフラスクはスタッフが回収してくれたとの伝にホッ。

 

>CP10 上高地(小梨平キャンプ場)15:30
ぼちぼち走って小梨平、盛大な応援に驚く。小梨平食堂ではカレー800円しか選べない時間だったのでアイスも追加で。足先のマメを処置して再スタート16:05。

 

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(沢渡グレンパークにてスイカ購入。ランディーさん撮影)

 

ぼちぼち走って渋滞(事故らしい)している国道へ。車の脇を抜けて小走り。ランディーさんが待つ沢渡パークで、大休止中の新藤選手と合流。スイカ波田産にしては甘みがなく残念)&モロコシ各100円、ペプシなど補給。ここから新藤選手と一緒に恐怖のトンネル6個をクリア。新藤さんが下見で走っているのでトンネルの数が8?個とかと教えてくれるたが実際はそれより少なくて少し得した気分に。

 

>CP11 奈川渡ダム 19:05

ダムあたりでは数名の応援者。ご夫婦と写真など撮影。ここに長野の伴走相手キグレさんの息子さんも来ていた、、と後で聞いた。奈川渡ダムから先は気分的にホッとして走るのをやめてとぼとぼ歩きつつビバーク場所を探す。新藤さんの御小水の出がいまいちのようだったが途中で無事に開通とか、しょうもない話をしながら。

 

>奈川小中学校そばの公園あずま屋に到着、20:40(ビバーク睡眠4h)

ここは定番のビバーク場所。屋根とベンチがあってトイレも水もある。寒くもないのでビビーに入ってベンチにごろ寝を決め込む。が、疲れすぎていたのか、ほとんど眠れなかった。うとうとする間、道路を通過するヘッドライトがいくつか、、きっと選手だったに違いない。

 

■8月9日 DAY3ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

>1:00 奈川の東屋からスタート。

新藤さんとあらかじめ約束した1時を前にむくりと起きて素早く準備。よく眠れていないし、身体はダルいままだが再スタート。途中のビバークポイントに選手がいないか確認しつつ。

 

>CP12 境峠 2:40

新藤選手がここ寄りましょうという途中のトイレで頭から半身を清めさっぱりする。今日も天気は最高。暑くなりそう。自販機2か所くらい寄る。

 

>CP13 薮原駅 4:30

スーパーまるとはさすがに店長おらず、かわりに飯島委員長がいて写真撮影&激励あり、「ちょっと先に#1サイトウ選手がいる」(えっこれまでノーマークの斉藤選手に抜かれてる)、「まだまだ序盤だからしっかりね」(えっ序盤か、、たしかに)。新藤さんの先導により、旧道経由で駅に行き一休み(高低差は旧道のほうが少ないのだとか)。駅では足先のケアをしていて新藤さんを待たせてしまった。

 

国道19号に入ったら橋のあるところで新藤さんが「うわっ!ウサギ!」とウサギとぶつかりそうになったらしい。が、私はぼーっとしていてウサギは未確認。その先少し進んだところ、歩道の脇にあるスペースでサイトウ選手を発見。なんにも被らずまさに行き倒れ状態、私としてはこっちのほうが驚いた。

 

権兵衛トンネルからの合流あたりのセブンに迷わずピットイン。ここではおにぎりとてんぷらそば(温)を補給。シンドウさんはラーメンと瞬間接着剤。ん?接着剤と思っていると、ノース提供品のシューズのつま先が剥がれて修理するとのこと。言われれば自分も同じように剥がれかけ。接着剤の余りをもらって私も修繕(しかし、くっついていたのはほんのわずかで1時間も走ったら剥がれたw)。数キロ先のセブンでも私はミカンゼリー(即補給)と中ア用おにぎりを購入。原野駅の手前で左に入って最短ルートで木曽駒高原へ。


>CP14 旧木曽駒高原スキー場 7:40

スキー場はゲレンデを上り、新藤選手と中アに突入。登山道に入ったところで雑誌社の女性カメラマンに遭遇。ちょっと前に船橋選手がいるとのこと。ずいぶん先に行っていると思ったフナチ選手だが調子いまいちらしい。

 

>七合目9:45、途中で不調の船橋選手を吸収して3人パックで標高を稼ぐ。天気よし。途中の水場でシンドウさんは得意のアイシングをするという。私はただでさえ登りが弱いので水補給のみ、アイシングなしで登山継続。

 

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木曽駒ケ岳を目前に。神出鬼没のランディーさんが撮影)

 

>CP15 木曽駒ケ岳 11:30

不調といいながらついてくる船橋選手と3人で山頂へ、直前の小屋あたりでランディーキムラさんの応援&撮影↑。山頂は団体登山者などにぎやか。


>宝剣山荘 11:45

ハシモトMIKIさんがスタッフ駐在。新藤さんたちは何か注文して食べたかな?私はセブンで購入したおにぎりを食べる。水の抜けない足指マメのケアで手間取り(TJ公式サイトに血豆写真あり)。若干ふたりより遅れて12:20再出発。

 

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(宝剣山荘にて、公式フォトグラファー古関さん撮影)

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(木曽殿山荘でジンバさんが撮影)

 

>CP16 空木岳 17:50

まもなくふたりに追いついて好天のなか3人で進む、ルートに詳しいシンドウ選手の的確なガイドを聞きながら。木曽殿山荘で知人ジンバさん夫婦の応援。憔悴したふたりに比べ私は元気そうに写った写真↑。

 

>駒峰ヒュッテ 17:55

ぎりぎりのタイミングでカップ麺セット300?円を注文、トマト、漬物などもセットしてくれ感激。斉藤選手が直後に合流するが、残念ながら18時すぎて彼は食事にありつけず、そのまま先行。

 

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(私の写メ、しんどうさんとフナチが写っている。駒峰ヒュッテでは温かいおもてなしを受ける)

 

池山尾根は薄暗くなるなか3人でゆっくり下る。しかし途中で新藤さんのヘッドライト

に不具合、そして池山水場についたとき新藤選手がポール忘れたことに気づき戻ることに。えっ?さっきヘッドライトの電池を交換したときに忘れたとか、、ショックでかいよね。ここで戻る決断をしたシンドウさんと別れ、船橋選手とふたりで下山。菅の台に近づくと船橋さん、実行委員としての業務連絡、家族との連絡など。少しずつ私が先行する形で。すると、さきほど先行していたはずの斉藤君のライトを発見。彼、律儀にくねくねする林道を忠実に下るので、ショートカットの形の登山道を使うこちらが追いついてしまった。菅の台出口で応援者のお出迎え、こんな夜なのに。コバヤシやっちゃん、カマクラさんなど。斉藤選手は家族(たくさん)に迎えられはにかんでいる。

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 (菅の台に下りてギャラリーに迎えられ、ほっとする)

 

>CP17 駒ヶ根高原/菅の台 22:00

予選ブリーフィングのテント下に船橋選手と移動、私は昨日よく眠れなかった反省で、わざわざ大屋根の下にシェルター張ってビバーク3h睡眠。

 

■8月10日 DAY4ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

再スタート1:45。定番すき屋で「うな牛+しじみ汁+プリン」しっかり補給。お店に入ったら斉藤選手も食事していて挨拶、彼が先行して出て行ったが、私は市内の駒ケ根郵便局そばを通過する最短ルートで行く。天竜川を渡る前に、事前に電話などいただいた飯田市の方に応援してもらう。市野瀬まで中沢峠越え7割歩きで無理せず、日が昇る前に市野瀬へ行く作戦、ほぼ狙い通り。後ろを振り返っても、後続者は見えず。


>CP18 市野瀬/入野谷着  6:13着~7:56発 
ここはやることが多くて手間取った。まずはバックパック交換で荷物の出し入れに時間かかる。背中等の擦り傷へのテーピング、知人やっちゃんのサポートがありがたい。トイレでヒゲ剃り、体拭き、NewHale膝に張りなおして再スタート。柏木集落で上司ABさんの応援&撮影。

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 (公式ページより)

 

地蔵尾根の上りはスピードが上がらない、天気もよくてフワフワ苔マットが「どうぞこの上で寝ていってください~」の誘惑。耐え切れず、ついにフワフワ苔の上にごろ寝、してたら11:30頃斉藤選手にパスされる。どのくらい眠ったか不明だが、起きたら若干リフレッシュ、仙丈岳そばで2014ツールド信州でご一緒したアジミさん他登山応援の一行に会い声援いただく。

 

>仙丈小屋1410-1440に寄って美味しいカレー大盛1200円&コーラ。ここでずいんぶん先に行かれたと思ってた斉藤選手と一緒になる。今年は水場の水が涸れているらしいがタンクから水をもらって補給。ここから二人で進む。


>CP19 仙丈ヶ岳 15:00

仙塩尾根は長い。寡黙な斎藤くんとポツポツしゃべりながら進む。大学や仕事のことなど、彼にはつまらないことばかり聞いてしまったと思う。三峰岳の鎖場でつまづいて胸を強打、ひやりとするアクシデントあるが大事には至らず(でも肋骨にヒビ入ったか?)。下りに入ってサイトウくんのペースが上がらない模様、なのですまんが早く休みたい一心で早歩きにて先行。

 

>熊の平テン場、21:00着

寝静まった山小屋に到着。TV撮影隊の方がいたのでシェルターでテン場で空いていそうな場所を聞いて素早くシェルター設営。すぐにもぐりこんで4?h睡眠。

 

■8月11日 DAY5 -----------------------

再スタートは2:00。スタートして間もなく森林の道脇で行き倒れている選手らしきもの発見。ゾゾゾ~、青黒い顔した大男がザックをしょったまま大の字で。よくみたら斉藤選手だった。

 

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(塩見山頂にて。山頂にいた登山客に写メシャッターを押してもらう)

 

>CP20 塩見岳 8/11 6:30

今日も好天。塩見岳の手前で沢へ下る踏み跡(たぶんシカの踏み跡)に迷うミス、その間に斉藤選手にパスされる。おーい、斉藤くーんと心の声で叫ぶが返事なし。山頂には二人で登頂して写メで記念撮影。登山客が増える。塩見小屋には寄らずに行く。逆走応援の大西さんとがっちり握手して写真、長野のクミさん、知人の方々などと声を交わしつつ進む。

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>CP21 三伏峠キャンプ場 8:35

高校時代の同級生スズキツトム君や知人からの嬉しい応援。大盛カレー1000円をよしずの休憩スペースで食べる。ここで先行しているはずの朽見選手と合流(えっ、なんでこんな位置にいるの?)。食べ終わるころに斉藤選手も到着。再スタート9:13。

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雑誌社の男性の方にカメラで追われつつ最初の登り、、と思ったらあっけなく朽見選手に追いついた。「腸脛が痛くて下れない、、ここでリタイヤします」とのこと。かけることば見つからず「そか、、気をつけて下山して」、握手して別れるが涙があふれた。このレース唯一涙が出た場面だった。

 

高山裏の手前で力強い登り脚が戻ってきた斉藤選手(カメラランナー平賀さん付き)にパスされる。小屋のおじさんからジュース購入、天気が良いので足マメのケア、シェルター等の乾燥。カメラマンの平賀さん、名物小屋のおじさんと親しいらしく談笑。お仕事なのでジュース代金の領収証をもらっている。


>CP22 荒川岳/前岳 14:15

荒川岳の登りは急坂で。ふと後ろを見ると中アで別れた新藤選手(こちらもカメラマン付き)が迫っている。負けてなるものか、きっとGPSラッキングも見られているので、がんばって進み。いくつかの鹿柵をこえながら、リードを保って荒川小屋へ。

 

>荒川小屋 14:48 

10日ほど前に試走でお世話になった小屋の主人中岡さんに再会。カレー大盛1000円&コーラ400円をオーダー。室内で食す。先着の斉藤くんは、屋外で荒川丼。まもなく新藤選手も到着して、彼はカレーに塩キュウリ200円を追加。

 

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(↑試走のときのカレー画像、本番ではビールなし)

 

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荒川小屋スタッフにGPSのバッテリーが切れていることを知らされる、ややショック。トイレ大、足先ケアなどしているうちにひとり遅れをとって再スタート15:39。(←ここで2人から遅れて出発したのが致命的だったと今更ながら思う、、)

 

>CP23 赤石岳 17:00

赤石避難小屋には寄らず先を急ぐが斉藤君もシンドウさんも見えなくなる。足先が痛くて思うように進まない。

 

>百閒洞18:30、植田さん、ノマヨウコさんなどのパーティーがいる。テンバは混んでいて小屋近くには空きなし。まだ明るいが早めに休んで明日にかけることにする。テン場受付、応援者植田さんのそばにシェルターを張らせていただく。ビバーク5h睡眠。再スタート0:15。

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 (植田さん撮影)

 

■8月12日 DAY5 再スタート 0:15 ---------------

中盛丸山0115、小兎岳のあとにミス2回。必要のない水場への往復10分ロス、兎岳に登ったあとに同じ道を下りてしまい兎岳は2回登頂。避難小屋のあたりで先行するヘッドライトを見たような気がするが結局追いつけず。

 

>CP24 聖岳 4:00

山頂でほのかに明るくなってくる、下りのザラザラ路で「ソウシシャのイワセです」と言われるがピンとこなくて、、「創始者・岩瀬」の漢字が浮かぶのに数秒を要した。その後、聖平小屋に行く間に、福井さんほか、荒川小屋交代?スタッフともすれ違い。

 

>聖平小屋 0515 0545

前回はここでフルーツあんみつ&コーラで復活したんだった。カップ麺(300円だっけ?とあんみつ)の休憩。先日の試走でお会いした小屋スタッフのみなさんに応援いただく。上河内岳からの区間でえんどうまめこさんにお会いして写真。

 

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>CP25 茶臼小屋 7:50 コーラ400円休憩

NHKインタビュー。山田さん、飴本さん、柳下さんがちょうど登ってきたところヘルメットに激励サインもらう。再スタート8:09。つま先が痛いのでゆっくり下る。

 

>横窪沢小屋 9:00-9:20、ゼリーやカロリーメイトがセットになったレースパック500円等いただく。ヤレヤレ峠には行かず、大井川をはだしで渡渉したあとに荷物の整理を兼ねて日の当たる河原で全装備を乾燥。

 

>大吊橋1200

畑薙ダムをこえてTJカーで巡回中の飯島委員長に会う。サイトウ選手が1時間ほど前に先行しているものの、だいぶ疲れているようだとのこと。ときどき車からの応援を受けながら進む。

 

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>白樺荘1300-1330で美味しいカツ丼セットを選手特価(半額560円)で。

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>CP26 井川オートキャンプ場 15:10

井川CPではジュース&70円アイス。前の選手は1時間前、後は5時間離れている、標準タイムだと12時間後にゴールと言われる。富士見峠へのショートカットについて聞いてみたところ「使わないほうがいいね」との地元の方のアドバイスGPSバッテリー交換。再スタート15:36。

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>CP27 井川ダム 17:20

井川集落~夢の吊橋、廃線小路経由。ダム公園のトイレ、足先のケア、痛む指は丸ごとテーピングで固めてしまう。この大会はじめての雨(霧雨)が降ってくる、めぐみの雨ともいえるか。じんきちで缶コーヒーなど、暗闇で補給してたらサトミンタさんの撮影車が到着、撮影。TJ非?公式撮影隊とか。


>CP28 富士見峠 20:00 応援者杉浦君(すぎちゃん)が待っていてくれた、感謝、自販機も何にもない峠を通過とtweet

 

>22:15横沢集落自販機

ジュース、桃ネクターは売り切れ。走り屋の若者が集結中。車数台で来てタイヤ交換?などしている模様。そこからは再び本当に何も無い暗い山道、眠くて眠くてたまらず友人に電話する23時。高校時代の山崎くん→出ない、同じくウチダくん、出た!「もしもし、北野だけど」「うん、トラッキングでわかってる。到着はあしたの朝5時ごろだよね、待ってるよ」(「え?、あと30キロだから、もっと早く着くかもしれないんだけど・・」)とも言えず、応援に近くまで来てくれともいえず、「では明朝」と電話を切った。がっくりー。

 

>安倍川に出る前の集落で深夜にも関わらず応援いただく。県道27号との合流地点、ジュース飲んで縁石に座ったら寝落ちzzz。つま先が痛いのに走り出すと、小石や枝につまづいて激痛。走ることを諦めストックを取り出してパワーウォークに切り替える。

 

>CP29 静岡駅 4:25

第二東名の近くで長野から駆けつけた家族が車で応援、夜中に出発して眠いので先に大浜で待っているとのこと。時々ジュース補給しつつようやく静岡駅。駅のそばで高校の同窓生山崎くんが待っていてくれた。地下最短ルート?で南口へ、そして大浜街道へ。

 

もうすぐなのに終わりがなかなか見えない。いよいよ終盤になって「1km先に迷子の斉藤選手が歩いている」との自転車応援隊から情報をいただくが、こちらも限界に近い。いまから追い抜きにかかるのも大人気ないような、、、

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>CP30 大浜海岸/大浜公園 5:09

大浜では4分前に到着した斉藤選手の歓喜の輪。こちらは4人の高校時代の同級生に迎えられてゴール。あれ?家族がいないなあ、、と思ったら、駐車場で爆睡していたとのことw。それでも15分後に合流。前回はできなかった太平洋ダイブも実現してすっきり。斉藤選手、ゴールに集まっていただいたみなさんと喜びを分かち合ってゴールを後にしました。

 

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